ビルケンシュトックのボストン

連日、危険なまでの猛暑が続いているが、ブーツラヴァーの私は外出時でもブーツを貫く。人が見れば「暑そう」「無理して頑張ってる」と思うかも知れないが、何年、何十年も履き続けていると、そこまで暑さは感じない。むしろウォーキング時に履いているスニーカーの方が密着感からか暑く感じたりする。

そんな私は、夜、シャワーを浴びた後に近所のコメダ珈琲に行くのが最近の楽しみとなっている。ウッディな店内に座り心地の良いクッションの効いた椅子。サービスの豆。非常に寛げる素晴らしい空間。コーヒーも食事も抜群だ。

さて前振りが長くなったが、夜な夜なコメダ珈琲を訪れる時ばかりはラフな格好で行きたい。この季節で言えば短パンにサンダルがベスト。シャワーを浴びた後ならなおさらだ。そこで、サンダルが欲しくなった。一時期流行った樹脂製サンダルではなく、履くことに悦びを覚えられるこだわりのサンダルが欲しい。

となると、ビルケンシュトックしか選択肢はない。もはや説明不要な一流ブランドだ。1774年、ドイツに創業した老舗ブランドで、世界の靴ブランドのトップ5にはいる実力、人気、規模を有している。履き心地を追求したデザインや天然素材にこだわる頑な何姿勢は、世界中のファンを魅了し続けている。

ちなみに、今日の靴業界で頻繁に使われる「フットベッド」と言う言葉は、ビルケンシュトックが生み出した言葉でもある。コルクを使ったフットベッドは履き込むほどに体重で沈み、自分の足だけにフィット、最高の履き心地を約束してくれる。

多彩なラインナップを誇るビルケンシュトックのサンダルの中で、オススメしたいのがボストン。もっとも有名な定番モデルにアリゾナがあるが、つま先や甲が露出しているため、完全に夏専用。その点、つま先と甲が覆われたボストンは、夏場以外にソックスで履いても活躍してくれそうだ。

ボストンを履くならアンティークブラウンを買わなければいけない。実はビルケンシュトックのボストンが欲しいと思ったきっかけは、ふと立ち寄った直営ショップに、ボストンのアンティークブラウンの経年変化サンプルが置かれていた。それは見事な飴色へと変化し、光沢感も生まれていた。

モノにこだわる男は革の経年変化を愛して止まない。ブーツを脱いだ時もエイジングを楽しめるサンダル。そうなるとビルケンシュトックのボストン、しかもアンティークブラウンしか選択肢は無くなるのだ。

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