オリジンのG-SHOCK

1994年に公開された映画「スピード」で、主演のキアヌ・リーブスが着用していたことで人気となった「DW-5600C-1V」。「スピードモデル」として、G-SHOCKに詳しくない人でも知っているメジャーモデルである。

膨大なモデルバリエーションを展開し、ソーラー、電波、GPS……様々な機能が搭載されるG-SHOCKだが、結論を言ってしまえばスピードモデルで十分だと思っている。

5600シリーズはG-SHOCK初号期である「DW-5000C」のケースデザインを引き継ぐ角型モデル。機能、カラバリなど豊富なラインナップを誇る人気シリーズだ。しかし、オリジンはひとつでいい。キアヌ・リーブスが使っていた「DW-5600C-1V」は既に生産終了となっているが「DW-5600E-1V」が後継機として現在も入手が可能である。

海外モデルである「DW-5600E-1V」には国内モデル「DW-5600E-1」もある。国内モデルと海外モデルの違いは文字盤の表記だ。わかりやすい相違点は国内モデルが「WATER 20BAR RESIST」と表記されているのに対し、海外モデルは「WATER 200M RESIST」となっている。当然、キアヌ・リーブスが使っていたモデルは海外モデルなので、後継機と言えど海外モデルを選びたい。

話を戻そう。なぜ、G-SHOCKは「DW-5600E-1V」で十分かと言うと、理由はひとつしかない。安い。ただそれだけ。ハイテク化と比例して年々高額になっているG-SHOCKの中で、税込5000円ちょっとで買えるモデル。これは魅力だ。

機械式ムーブメントを搭載するロレックスは日差10秒以内で高精度と言われる。対して電波機能を持たない電池駆動の「DW-5600E-1V」は月差15秒。十分すぎるほど優秀だ。ソーラー充電機能もないが、電池が切れたら交換すればいい。

ロレックスは一生モノと考える人は多いが、G-SHOCKは一生モノではない。ガンガン使っても壊れにくいタフさ、そして入手しやすいプライス。万が一壊れたら新しい同モデルを買いなおす。それこそデイリーユースウォッチの代名詞、G-SHOCKに求められる絶対条件なのではないだろうか。(出典:加藤時計店 Gショック楽天市場店

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